注意点を知って施術して

カウンセリング

医師の腕が重要

シワ取りで有名なボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を注入します。ボツリヌストキシン製剤は世界中の様々な製薬会社が発売しており、価格や効果、副作用など、まるっきり同じではありません。古くから営業している美容外科では先発薬をメインに使い、比較的新しい美容皮膚科などでは後発薬を使っている傾向にあります。先発品は効果が確立されており、副作用や施術失敗を回避するために、ドクターには講習会の受講が義務付けられています。ただ、失敗の可能性はゼロではないです。使用量を間違ってしまうことで顔の表情が動かしにくくなることがあります。例えば眉間に量を間違えて打ってしまった場合は、眉尻がどんどん上がってしまうという症状が出ますし、法令線に打つときに場所を誤ると無表情になってしまいます。講習会のおかげで失敗例はわずかとなっていますが、それでも熟練した技術を要する施術です。症例数の多いドクターに任せるのが安心でしょう。それから、ボツリヌストキシン製剤は5度以下での保存が推奨されています。それが守られないと、ボトックス注射の効果が弱まる可能性があります。美容外科等で注射を受ける場合、初回カウンセリング料金は無料であることが多いです。カウンセリングでは、遠慮せずに施術を行うドクター本人に症例数やボツリヌストキシン製剤の保存方法、失敗の可能性などを聞くといいでしょう。また、先発薬の価格より半額以下で受けられる後発品のボツリヌストキシン製剤も存在します。手頃な価格で施術できるボツリヌストキシン製剤は、なおさら副作用について知っておきたいところです。ボツリヌストキシン製剤は、ボツリヌス菌という毒素を無毒化し、製剤にしたものです。これには筋肉を収縮させる働きを阻害する作用があるので、表情筋が寄ってシワを作っているところにボトックス注射すると筋肉が緩み、シワの解消が期待できます。美容分野では、眉間の表情ジワと目尻の表情ジワに効果があると認定されています。それによって一躍有名になったボトックスですが、この作用が発見されたのは1800年代と、その歴史は古いです。医療で実用化されたのは1900年代後半で、まぶたの痙攣を止めるなど眼科分野での活用から始まり、近頃では幅広い医療現場で使われています。例えば、脳卒中後遺症で現れる筋肉の突っ張りに対しての治療や、脇の発汗異常に対する治療などにです。ボツリヌストキシン製剤は、施術した日に効果が現れるものではありません。一般的に数日後くらいから少しずつ効果が見えてきて、2週間後に安定した効果が得られます。ボトックス注射が初めての人は、何回も受けている人よりも効果が現れやすい傾向にあります。そして、効果の持ちは3〜6ヶ月が目安です。注射する部位によって持続期間が違います。効き目が薄れてきたと感じ始める頃に注射すると良いといわれており、定期的に注射を続けている内に効果が長くなる人もいます。反対に、ボツリヌストキシン製剤に抗体ができてしまう人や、元来持っている人もおり、その場合は残念ながら効果は期待できません。抗体を作りにくい後発品もあるので、それを使っているクリニックを選ぶのも一つの方法です。